Q&A

よくある質問

フリースクールって何ですか?

「子ども主体・子ども中心の教育を行い、教育内容を自由に創り出す学校」 を指して、一般にフリースクールといいます。また、民主的な教育を行う場でもあるため、デモクラティック・スクールと表現しているところや、代替教育の場としてオルタナティブ・スクールと表現しているところもあります。
広い意味では、政府・行政・学校法人が設置した学校(レギュラースクール)に対して、民間の手で作ったいわゆる居場所のことを言います。
欧米では、フリースクールという新しい教育の文化は一般的なことであり、社会に受け入れられています。日本でも「東京シューレ」を皮切りに、フリースクールが都市部を中心に、全国各地に作られてきています。
日本でフリースクールが広がりつつあるのは、「不登校・登校拒否」が問題視されているからであり、「学校に行けない子どもが次に選ぶ場所」と思われがちです。欧米ではレギュラースクールに対するこだわりはありませんので、日本人が「フリースクール」という言葉からイメージするものは、欧米の場合とはニュアンスが違っています。
フリースクールの本来の姿は、「子どもを主体としたまなびの場」です。世間では概念が混乱している状況が見られます。正確に言えば、フリースクールには「学校に行きたいけれども行けない子どももいる」ということになります。

「シューレ」ってどういう意味ですか?

ギリシャ語で「精神を自由に使う」という意味です。三重シューレの「シューレ」の名前は、日本のフリースクールの草分けである「東京シューレ」の名前からいただきました。(東京シューレと三重シューレは、それぞれ別法人のフリースクールです。)

学校との関係はどうなるのですか?

小中学校の場合は、日本の制度上、在籍学校に籍を置くことになります。進級や卒業は学校長に裁量権がありますが、不登校を理由に認定されないことは考えられませんので、進級卒業については心配いりません。

義務教育違反にはならないのですか?

子どもが持っているのは「教育を受ける権利」であり、行政と保護者が子どもの「教育を保障する義務」を持ちます。行政は学校設置義務、保護者には就学の義務があります。誤解が多いようですが、義務教育の「義務」は子どもの「教育を受ける義務」ではありません。
子どもが不登校の場合、保護者は学校に行く条件(手続き)を整えているのに、子ども自身が何らかの事情で行けない、行かないというわけですから、保護者についても義務違反ではありません。

出席日数にカウントされる、通学定期が使えると聞いたのですが

1992年、文部省(当時)は、「不登校はだれにでも起こりうる」という認識を示し、民間も含めて学校以外の場所に通っている子に出席日数を認める、と通達しました。出席日数として認定するかどうかは、在籍する学校の学校長に任されています。(三重シューレでは、今まで通って全ての子どもが出席扱いになっています)ただ、日本では小中学校は出席日数が足りないと進級・卒業できない、という制度ではありませんので、出席日数に認められる、認められない、ということで進級や卒業を心配する必要はありません。
通学定期については、学校長が出席日数としてカウントしてもよいと判断する以上、学校に通うことと同じ扱いになりますので、発行することができます。在籍校から証明書をもらって、駅で購入します。

「フリースクール三重シューレ」に通うには、どうしたらいいですか?

三重シューレへの入会の第一条件は 「子どもが入会を希望していること」 です。まずは保護者の方に入会相談 (1回3000円) に来ていただきます。それからご本人に見学に来ていただき、三重シューレを体験してもらいます。見学は2回までです。(1回につき、3000円です。1回の見学で決めてもかまいません。)
そのあと、本人に入会の意思があれば、手続きになります。

三重シューレを出たあとの進路を教えて下さい

三重シューレがスタートして10年以上がたちました。三重シューレからの進路として今まで子どもが選んだものには、高校進学、大学進学、専門学校進学、就職、アルバイトをしながら自分の好きなことに取り組む、三重シューレでボランティアをしながら好きなことを探すなどがあります。レギュラースクールとあまり変わらないかもしれませんが、中には好きなことに徹底的に取り組み、プロのギタリストを目指しているOBもいます。
平均寿命が延びるとともに終身雇用の企業も減り、生き方も大きく変わりました。厳しい社会ですが、試行錯誤しながら自分の人生に折り合いをつけていくための「生きる根っこ」を、それぞれの子どもたちが育むことをスタッフは応援しています。

保護者の相談はありますか?

三重シューレスタッフによる「不登校相談」があります。これは三重シューレの入会相談ではなく、みえ不登校支援ネットワークの相談です。
こちらは初回は2時間無料です。(2回目以降は5,000円いただきます)
予約制になっていますので、ご連絡ください。→059-213-1116
そのほか不登校フォーラムや親のシンポジウム、「親さろん」(親の懇談)もあります。企画が決まり次第、トップページの「ニュース」に掲載いたします。

怪我や事故が起こった場合、保険はどうなるのですか?

小中学生に関しては、所属している学校の保険が適用されます。高校年齢以上の場合、及び適用外の怪我・事故等についての保険は会員の任意となります。

三重シューレで高校の卒業ができると聞いたのですが

三重シューレは、通信制の代々木高校と連携しています。フリースクールに通いながら、高校資格取得に取り組むことができます。
代々木高校の標準プログラム、自分の興味にあわせたキャリアプログラム(ご相談)で取り組むことができます。三重シューレの講師と相談しながら自分のペースで学習を進めています。
また、三重シューレには、高認を勉強している子どもや代々木高校以外の通信制高校に取り組んでいる子どももいます。また、通信制の学習をしないで自分の興味のあることに取り組んでいる子どももいます。

通信制高校卒業後、さらに高校卒業資格試験を受ける必要がありますか?

いいえ、必要ありません。
一部のホームページ等で誤った情報が流されているようです。通信制高校も、全日制・定時制と同様に高卒資格を取得しますので、その後の進学などでも問題はありません。

他にもフリースクールはありますか?

三重県内で月曜から金曜まで開いている子どもが主体(大人からの命令や指導はありません)となるフリースクールは、「フリースクール三重シューレ」だけです。
県外のフリースクールについては、フリースクール全国ネットワークのホームページをご覧ください。

不登校したらフリースクールに通わなければなりませんか?

そのようなことはありません。大切なのは、子どもがどこかに所属していることではなく、子どもが自分のペース・やり方で、成長していくことです。レギュラースクールも、フリースクールも、適応指導教室も、子どもが自分のまなびに必要であれば、それを活用すればいいと考えています。
所属することを強制されれば、プレッシャーとなり、今以上に自己否定感を生み出すことにならないでしょうか。
しかし所属することで安心する子もいるでしょう。三重シューレは所属という意味合いとは少し違います。”いる場所”があることで、安心できる子もいると考えています。
また、家庭を拠点にして、のびのびと個性や可能性をのばすという選択もあります。これは「ホームエデュケーション」と呼ばれており、欧米ではフリースクールと同じように、社会で受け入れられています。私たちは、そのような多様なまなびができる日本社会となることを願っています。

不登校についての新聞があると聞いたのですが・・・

不登校に関する新聞 「Fonte」 が、月2回発行されています。
「NPO法人全国不登校新聞」が発行しています。 東京編集局、大阪編集局、名古屋編集局と全国17通信局が協力体制をとっています。
不登校、ひきこもり、教育、子どもの人権に関する情報を独自の視点で伝えています。最新情報、インタビュー記事などを記載し、不登校という視点から見てくる社会問題や不登校から生まれてくる豊かな文化などが満載です。子どもがつくるページもあり、子ども・大人とも投稿することもできます。読者と共につくっていく新聞です。