三重シューレの方針

1.三重シューレの理念は「いっしょに生きる・「個」で育つ」

ありのままを認め合う居場所でいっしょに生きる

 緊張感が高く・常に評価される今の社会が子どもたちとその成長に大きな影響を与えています。ありのままを認め合う居場所で安心して生きることは、子どもが育つ過程でかけがえのない時間です。そこで育つ根っこは厳しい時代・社会を生きていく上で大きな力になります。
 三重シューレは「いっしょに生きる場所」ですが、「一人でゆっくり過ごすこと」も大切な時間として認め合っています。
また、地域や他の団体とも一緒に活動しています。

個を尊重した多様な育ち(学び方)・自己決定を大切にする

 「全ての子どもは育つ」「育ち方は様々」、これは三重シューレの確信です。
それぞれの子どもたちが「個として育ち・生きる」ために、三重シューレは個を尊重した様々な育ち方(学び方)を大切にしています。
 三重シューレでは、活動や学習を興味・関心によって子ども自身が決めています。講師やスタッフが指示や命令をすることはありません。連携している通信制高校の学習をしている子どもたちもいますが、始める年齢や学習のペースも様々です。

お互いの権利を尊重し、活動は民主的に決定する

 お互いの権利を尊重する社会や関係の中で、人間は「個として自由に生きる」ことができます。
三重シューレのメンバーは年齢に関係なく対等であり、お互いの権利を尊重しています。三重シューレの活動や居場所に関することは、週一回のミーティングで民主的(子ども・スタッフともに一票)に決定しています。
 (日本でのフリースクールは「不登校の子どもの居場所・学びの場」として認識されていますが、欧米のフリースクールは、「デモクラティックエデュケーション」として発展してきています。)

2.三重シューレの活動

三重シューレで生活するなかで経験することそのものが「まなび」と言えます。
便宜上、分けてみるとこのようになります
①自分の興味にあわせた学習。自分の興味を探すための学習。
例えば、将来プログラマーになりたい、と思う子どもは、熱心にパソコンに取り組んでいます。ギターやイラストの練習をしている子どももいます。
②個別学習
教科書、参考書、ドリル、学習ソフトなどを使った教科の学びです。生活に応用するための基礎学力とも言えます。それぞれのペースで進み、スタッフも協力します。
③通信制高校の学習
三重シューレの子どもたちは年齢も入会する時期も様々ですが、中学を卒業している子どもたちは連携している通信制高校の学習ができます。三重シューレの各科目の講師と個別に近い少人数で学習を進めています。
④講座
ミーティングで話し合い、どんな講座を開きたいかを決めます。講師には専門的な知識や技術を持った人に来ていただきます。例えば英語講座を開くとなった場合は、実際に英語が話せる人に来ていただきます。
⑤自主的なグループ活動
子どもたちが集まって自主的にはじめる活動も、学びの中心になっています。例えば三重シューレには子どもたちが設置・運営しているフリーマーケットがあり、社員会議を開きながら、活動を展開しています。
⑥野外活動
里山に行ったり、潮干狩りやバーベキュー、見学に行ったりもします。子どもとスタッフが提案します。
⑦ミーティング
三重シューレの議会にあたる時間です。子どもとスタッフ一人一人が、同権の一票を持つ直接民主制です。お互いの権利を尊重し合い、民主的な話し合いによって、三重シューレ内のことは決定していきます。